絵本

「もいもい」絵本レビュー|シリーズ4作を比較してみた。

絵本もいもいシリーズ4作を生後7ヶ月の息子と読んでみたのでレビューします。

東京大学の赤ちゃんラボで研究され、赤ちゃん自身が選んだ赤ちゃんのための絵本と書かれていたので、息子はどんな反応をするかな?楽しんでくれたら良いなと思い購入しました。

 

目次※クリックで記事にジャンプ
もいもいシリーズ4作をご紹介します!
1.『もいもい』
2.『もいもい どこどこ?』
3.『モイモイとキーリー』
4.『うるしー』

もいもい

  • 作・絵:市原 淳
  • 監修:開 一夫
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年:2017年7月
  • 対象年齢:0歳〜2歳

【あらすじ】

お話はほぼありません。もいもいと言うイモムシ?みたいなキャラクターが擬音語と共に動き回ります。

【息子の反応】

とっても気に入った様子。機嫌が良いときに読み聞かせるとケタケタ笑い、愚図っているときに読み聞かせるとピタリと泣き止みました。

【レビュー】

擬音語ばかりで、初めて読み聞かせるときは戸惑いました。でも、その擬音語が息子にとっては面白いようです。色使いはとてもカラフルで、ねんねの時期の赤ちゃんに読み聞かせるにはピッタリだと思います。

赤ちゃん向けの絵本なのに、紙が薄いのが気になります。息子の手にわたるとすぐに破れてしまいそうです。


もいもい (あかちゃん学絵本) 0~2歳児向け 絵本 (あかちゃんが選んだあかちゃんのための絵本) [ 市原 淳 ]

【オススメ度】4.0
あやし効果はバッチリですし、タイトル通り赤ちゃんの目を釘付けにします!ですが、耐久性がないので、赤ちゃんに触らせるとすぐに傷んでしまいますし、本を破らずに聞けるようになる2歳頃の子どもには物足りない内容だと思います。長く楽しめそうにないのに、相場より高めの値段設定も気になるので★4.0です。

もいもい どこどこ?

  • 作・絵:市原 淳
  • 監修:開 一夫
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年:2019年12月
  • 対象年齢:0歳〜2歳

【あらすじ】

しかけ絵本です。穴が開いたページからもいもいが見え、次のページでそのもいもいがどこに行ったのかを探します。

【息子の反応】

この絵本も気に入った様子。生後7ヶ月では、もいもいを探すという本来の楽しみ方は出来ませんがじっと見つめ、毎回、集中力が途切れることなく最後まで聞いています。

【レビュー】

感想を一言で言うと、「よく出来てるな」です。私がもいもいを探しても、あれ?どうなってたんだっけ?とページを戻して確認してしまう程。擬音語も少なめで読みやすく、サイズも小さめなので持ち歩きに良さそうです。この絵本は、紙が分厚く角も丸く赤ちゃんにも安全な作りになっていて耐久性もありそうです。


もいもい どこどこ? (あかちゃん学絵本) 0~2歳児向け 絵本 (もいもいとあそぼう) [ 市原 淳 ]

【オススメ度】4.5
耐久性もあり、しかけもよく考えられているのでねんねの時期から長く楽しめると思います。お値段が高めなのでマイナス0.5です。

モイモイとキーリー

  • 作・絵:みうらし~まる
  • 監修:開 一夫
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年:2017年7月
  • 対象年齢:0歳〜3歳

【あらすじ】

もいもいの他にキーリーというキャラクターが出てきます。もいもいとキーリーが色んなキレイな世界を探検するストーリーでしょうか?

【息子の反応】

こちらも気に入った様子。他の2つに比べ色合いが薄いのですが、ジーっと見つめていました。愚図ったときに読むとこの絵本でも泣き止みました。

【レビュー】

もいもいのイモムシ感がほとんどないのが気に入りました。また、絵本には珍しい水彩画のような風合いでとても綺麗に描かれているので、読んでいて癒やされますし、息子にも何度も読み聞かせたいなと思いました。

こちらの絵本も残念ながら、紙が薄く耐久性はありません。


モイモイとキーリー (あかちゃん学絵本) 0~3歳児向け 絵本 (あかちゃんが選んだあかちゃんのための絵本) (あかちゃんが選んだあかちゃんのための絵本) [ みうらし~まる ]

【オススメ度】4.3
とても綺麗な絵本なので一度は手にとって頂きたいなと思いますが、こちらもお値段ソコソコ、耐久性なし。色鉛筆や絵の具でお絵かきが出来るようになった頃にもう一度一緒に見ると楽しめそうですが、その頃まで綺麗な状態で保つのは難しそうです。

うるしー

  • 作・絵:ロロン
  • 監修:開 一夫
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年:2017年7月
  • 対象年齢:0歳〜2歳

【あらすじ】

「なにがでるかな?うるうるうるしー」という言葉とともにページをめくると、うるしーというクマのキャラクターが持つ帽子の中から色々なものが出てくるお話です。

【息子の反応】

途中で愚図ってしまうことがあり、あまり気に入っていない様子。愚図っているときに読んでも効果はありませんでした。抑揚をかなりつけて読んでみると少し興味を持って私の方を見ていました。

【レビュー】

絵本の紙の薄さはもいもい、もいもいとキーリーと同じです。絵本は背景や帽子から出てくるものがカラフルに描かれていますが、他の絵本に比べ少し色が暗い印象を受けました。うるしーの目が小さいのも、低月齢の赤ちゃんの興味をひきにくいのかな?と思いました。帽子から色々なものが出てくるので、ある程度物を認識できる月齢になると楽しめると思います。


うるしー (あかちゃん学絵本) 0~2歳児向け 絵本 (あかちゃんが選んだあかちゃんのための絵本) [ ロロン ]

【オススメ度】3.0
息子の反応はあまりよくなかったので、色々なサイトの口コミを調べました。とても気にいる子と全く興味を示さない子がいるようです。赤ちゃん向けの絵本と宣伝されていますが、楽しめるようになるのは1歳以上の子が多く、長く楽しめそうにはないので、オススメ度は★3.0です。

まとめ

今回はもいもいシリーズ4作をご紹介しました

  1. もいもい
  2. もいもい どこどこ?
  3. モイモイとキーリー
  4. うるしー

この、もいもい4作シリーズから一つ選んで購入するなら…

もいもい どこどこ?が私的には一番オススメです。

ただ、どれも良い絵本だと思いますので、ご購入のご参考にしてもらえばと思います。

三冊セットもありました

※ページ数は少なくなりますが、紙が分厚く破れにくくなったボードブック版も発売されているようです。

もう一度レビュー記事に戻る